齋藤一徳が教える山登りに挑戦する人へのアドバイス

齋藤一徳|下山の時の注意点

齋藤一徳

下山するときは登るときよりも注意が必要です。
なぜなら、登山時に体力を消耗しているからです。
また、山からおりるときには登るときよりも筋肉を使うと言われてるのをご存知でしょうか。階段の登り降りでは降りる時の方が筋肉を使うと言われているのと同じで(着地の反動を吸収するため)山を下りるときには足に相当な負担がかかります。

 

また、下山時に多いトラブルは足元がふらついてしまい落石を起こしてしまうことです。下に人がいた場合小さな石でも大怪我につながることがあり、打ちどころによっては重傷になることも。装備品としてヘルメットを装着していても落石のダメージは大きくなることもあるので安全管理が必要ですね。

 

高い山の下山になると気圧の変化もあるため高山病に注意が必要です。体力を消耗しているため、体が酸欠状態になりやすいためシリンダーに入った酸素を吸入してこまめに休憩するようにしましょう。

 

下山時の注意点を守ることで帰り道が安全になり景色を楽しむ余裕が出てくるでしょう。